車いすでもみんなと外出したい…《段差解消》
60代女性のお客様 |
右半身が中軽度の麻痺が残り、外出時は車いすでの移動となりました。屋外の階段は4段あり、レンタルスロープを使用しても角度が急になりすぎて使いづらい現状です。
車庫に車いす用昇降リフトのレンタルも考えましたが、自家用車の駐車スペースが無くなってしまいます。なにかいい方法はないでしょうか?
玄関先から道路までゆるやか勾配のスロープ |
まず、外壁を撤去することでスペースを確保。そこに十分な距離のあるコンクリートスロープを新設することで問題の解消につなげることができました。
L字型に曲げることで高さに対する距離を稼ぎ、できるかぎり傾斜をゆるやかなものに仕上げました。
もちろん、中間の方向転換する場所は極力寸法を広く取り、車椅子の取り回しがしやすいスペースとなっています。また、その箇所では水平にしてあるので途中で休憩できるようになっています。
さらに、転落防止の為の手すりもスロープのスペースをとらないように、外側から取り付けてあります。
ご家族といっしょに外出していただけるように/塚本 尚文
この工事で玄関口の風除室までスムーズに行き来することができるようになりました。また、玄関内にもスロープを用意することで、一気に屋内まで移動できるようになりました。週に一度のデイサービスへのお出かけの他に、休日には息子さん・お孫さんとのお出かけの機会も増え大変お喜び頂いております。